元魚町のちむら本店の水引暖簾の打ち合わせを行いました。
サイズ等は布の歩留まりから検討すると伝統的な水引暖簾の寸法にほぼ合致。
チチといわれる暖簾棒を通す所については、江戸は棒を見せる意匠が、
京都は棒を隠す意匠(袋加工)があるようです。
「隠す」ことをよしとする京都と、
「現す」ことをよしとする江戸の文化の違いが
あると言われているようです。今回は江戸に習います。
現在ではもともと藍色の布地に白抜きを行うのが一般的なようですが
山口邦子さんに型染めから全て依頼をさせていただきました。山口さんは私の好きな
柚木さみろうさんのお弟子さんで独立後は鳥取で活動されています。
幾何学的な意匠の型染め布やかわいらしい人物や動物の型染めもされていて
非常に興味深い作品が多いです。今回は伝統的な意匠のものですが、工期のない中
がんばって頂いています。仕上がりが楽しみです。
引渡しを前に宮長の住まいの内部撮影を行いました。
今回は田中良子さんに撮影を依頼。
設計したコンセプトなどを一通り説明してからの内部撮影。
外構ができていないので、庭を取り込んだ写真を撮影する部分については、
次回撮影となりました。