金沢 - 株式会社 本間設計事務所
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金沢

10年ぶりの金沢。久しぶりの21世紀美術館は相変わらずのすばらしい建築でした。

フリースペースは朝から人が賑わいをみせ、敷地内の芝生のアートコーナーでは

様々な世代の人が思い思いに楽しんでいました。周辺にもいろいろなお店も出来ています。

金沢といえば、という問いに上位に浮かぶ観光地にもなっているのではないでしょうか。

金沢駅から2km圏内くらいで様々な新旧の観光地があり、それがうまく結ばれている印象。

駐車場も困ることがありませんでした。鳥取も参考にすべき点がたくさんあると思ったり。

 

 

 

「鈴木大拙館」谷口吉生設計。 今回いちばん訪れたかった場所。

大規模なものを手掛ける事が多い谷口氏のこの規模の建築はわりと珍しいのかもしれません。

建築雑誌などではよく見かけるのですが、構成がいまいちピンとこなくて行きたくて

仕方なかった場所です。入口は京都国立博物館の南門のエントランスと少し似た印象。

「知る-展示空間」「学ぶ-学習空間」「考える-思策空間」という3つのゾーンで

構成されていて、美術館建築ならではの長い動線の廊下でそれぞれをつないでいます。

思策空間から見える長方形に切り取られた水を張った水鏡の池の景色を、ただぼーっと

眺めるだけで「禅」の思想に一歩近づいたような気になります。

建築を通して鈴木大拙氏の思想を体験することができました。